岐阜の相続贈与不動産トラブル!岐阜の鵜飼のように巧みに解決を釣り上げよう
頑固な父親の対応で、不動産業者さんも大目玉。でも諦めず、、、|岐阜県30代女性
昔から父は少しでも納得いかないことがあると「ナンダコラー!」とすぐに怒り出す短気な性格が治らず、周りの人が委縮してしまう光景をみてきました。土地の売買関係の話でやってきた不動産屋さんが(Oさん)来た話を思い出したので書きますね。
不動産屋さんは精悍な顔つきの若々しい方で物腰が柔らかく、父とはまるで正反対の人という印象でした。父の持っている土地を売る契約のために家にいらっしゃったみたいですが、父の大きな声とグイグイ突っ込む会話のテンポに気を使って対応している様子でした。
後日、売却契約がまとまって、契約事項の説明?をしていると「なんだそりゃー!俺はわかってるんだから細かいことはいちいち良いんだよ!」とか「お前もう気分悪いから事務所に帰れ!」と失礼な態度で父が怒鳴りはじめました。 私は「あちゃーまた始まった・・・」と呆れるばかりでしたが、Oさんが可哀そうでした。
結局30分くらい父の、支離滅裂自己満足の説教タイムが続き、その日はOさんは本当に帰らされました。その様子があまりにも不憫で、私はOさんに玉井屋の和菓子をお渡ししたのを覚えています。
その後、Oさんは折れずに繰り返し父のもとを訪問していたようで、結局は最後は契約をまとめたようです。(一度スイッチが入るとバカがつくほどの強情な父相手に、すごい根性だと思います)。残金決済の日に銀行に来たOさんの写真をみましたが、目元にはクマができていましたので、そのストレスはご想像のとおり。。
とはいえ、ここまでやりきる若き不動産仲介業者は珍しかったらしく、結局父はOさんのプロフェッショナリティを認めていました。
その後も、「Oくんは本当に素晴らしい!!信頼できる男だ」と言い始めて、親族や取引先にOさんの事をどんどん紹介していくまで仲良くなっていきました。
プロとしての手続きを黙々ととやりきるOさんの姿は、素人の私から見ても本当にすごいの一言でした。どう考えても父のめちゃくちゃな性格に振り回されていただけなのに、Oさんの粘り強さには脱帽したという話です。