哀しすぎる。生涯を支えたのに、ただのボランティアに。|埼玉県30代女性
私が聞いた友人の話です。彼女は祖母の在宅介護をしてました。ヤングケアラーという言葉がなかった時の話です。年齢的にはミドルケアラーになるかもしれません。介護度はMAX5だと話してました。認知症もガッツリ入っていました。本来であれば、老人ホーム入れるレベルです。お金もあります。しかし、在宅介護を無理やりしてました。何故ならば、周りの家族が老人ホームに反対したからです。
彼女は、孫の立場にもかかわらず、彼氏がいたにもかかわらず、結婚も出来ずに在宅介護を続けていました。長男と長女が健在にもかかわらず能無し役に立たなかったからです。しかし、そんな最中、祖母が亡くなったと聞きました。あんなに頑張ったのに、遺言書は無く、彼女は遺産相続には適応されませんでした。自分の生涯を支えたのに、ただのボランティアだったのです。
相続手続きの専門家の助けを借りる必要があるかもしれません|埼玉県50代男性
私の実際のケースです。約30年前に父が亡くなり、遺産は全て母が管理していました。その30年後、母も亡くなりました。
私は二人兄弟で、弟は母の面倒を全く見なかったにもかかわらず、遺産を請求してきました。私たちが母の存命中に実家を売却し、その手配や作業を苦労してしたにもかかわらず、弟はキッチリと分割するのが基本であることを強調してきました。
私は、管理費用や売却費用、母の施設の費用に加えて5年間かけて対応してきましたが、揉めているのは残り数百万円の相続分です(私の持ち出しを含めたら、ほぼありません)。特に、遺留品の価値については意見が分かれており、相続人間でトラブルが発生しています。
高額な品物が含まれている可能性があるため、鑑定士の意見が全く異なり、正確な金額が出ないこともトラブルの原因です。まだ解決していませんが、最近は弁護士や相続手続きの専門家の助けを借りる必要があるかもしれません。
認知症の祖母の妄言を真に受けた叔母から「この女は泥棒だ」と責められました|埼玉県30代/男性
4年前に祖父が亡くなり、田舎で農家だった祖父の土地の相続で揉めていました。
父は長男であり農家を引き継いでいるのですが、家を出た長女が「私にも相続する権利はある」と名乗り出てきました。
土地は埼玉の大きな国道の近くにあり、都心へのアクセスも悪くはありません。
そのため近年は農家を引退した人たちの土地を企業が購入し、倉庫を建てたりしています。
叔母はそれを知ってか、相続人として名乗り出てきました。
家を出た次男の叔父は「家を実質的に継いでいるのは兄だから兄が継ぐべき」と、長女の叔母をなだめますが納得がいかない様子でした。
そんな中、祖父が亡くなり料理の準備やしゃべり相手が居なくなった祖母の認知症が一気に進み、支離滅裂なことを言い始めます。
もともと私の母は養女として迎え入れられたとのことですが「この嫁がうちの土地を狙って養女になったんだ!」「私の土地を勝手に市役所で書き換えたんだ!」など、暴言を吐き散らしていました。
それを叔母は真に受けたのか、「この女は泥棒だ」「いつかこの家を乗っ取る気だ」と騒ぎ近所にもうわさを流したり、直接母を何度も攻め立てていました。
母は認知症の祖母を真に受けてる叔母に呆れ、私や兄、叔父の親族のサインをもとに養女を抜けて「これでいいでしょ?」と叔母に見せつけます。
しかし叔母は本当に勝手に土地の名義を変えたんだと思い、ついには祖母を連れて市役所まで問い合わせに行って土地の権利を確認したそうです。
当たり前ですが土地の名義は祖父のままで母の名義にはなっていませんでした。
そこで叔母は祖母が認知症でボケていたと理解したようですが、散々兄の嫁に暴言を投げ続け、籍まで抜けさせる事態になったことに後ろめたさを感じたのか、ついには祖母の看病にも来ることはなくなりました。
それ以降、従妹とも連絡は一切つかなく絶縁関係となり、無事に父が相続を行い平穏な日々を過ごせるようになりました。
まさかの遺言状の無し。アパート経営者だった父の相続。|埼玉県40代女性
父がアパートの経営をしていたのですが、遺産相続に関する問題がいくつかありました。
相続人の問題か主たる原因で、亡くなった父にはには母と私達娘などの相続人がいます。相続人間で意見が割れることがあるとは聞いていましたが、実際に誰がアパート経営を引き継ぐかを決めることで揉めました。 相続税の問題もあり、アパート経営が相続財産の一部であったので、高額な相続税を支払わなければならないことも大変でした。それならと、相続財産を分割しようと思いましたが、アパート経営に関しては、物件を分割して複数の相続人に分けることができますが、管理や運営が複雑になる可能性がありました。アパート経営を引き継ぐ私達が経営に必要な能力を持っていないので大変だった記憶もあります。
父は遺言書を書いていなかったので、決めることもそれからで大変でしたので、遺言書の大切さも分かりました。
生きているうちにそのようなことを決めるのは大変ですが、しっかりしておくべきでした。
義母の弟が亡くなった時に多額の負債が…|埼玉県50代/女性
夫の叔父、義母の弟が亡くなった時に多額の負債があり、いわゆる『負の遺産』で家族内争議が起こりました。
若い頃から仕事が続かず、地元から行方をくらまして一人で好き放題に生きて、最後には体を壊して行政と福祉のお世話になっていたようですが、義母だけは連絡がついていたらしく、親戚一同その突然の訃報に衝撃を受けました。
というのも、寝たきりでアパートに一人暮らし、ヘルパーさんが訪ねたら『孤独死』していたという状況だったのです。
結局、警察とか行政解剖とかいろいろあって、叔父の人生に全く関係がなかった私の夫(故人の甥)が遠方の役所やら福祉事務所やらケアマネさんやらに頭を下げて回り、その後始末に追われました。
義母と、義祖母は嘆くばかりで使い物にならず、若い世代が振り回されることになったのです。
火葬場に直葬してお骨にして連れ帰り、アパートの部屋の後始末をしてやっと一息かと思ったら…叔父、自己破産していませんでした。
「おいおい、嘘だろ!」と夫がガチギレ。
もともと叔父には遺産と呼べるものは殆どなく、知識として相続放棄の方向で手続きを進めて動いていたのですが…危うく借金まで背負わされるところでした。
叔父の血縁者である義母と義祖母はドライに事務処理を進めていた夫に対して「冷たい」だのなんだのと文句を言っていましたが。
そもそも義祖母が叔父をちゃんと育てて、しつけて、真っ当な道に進ませていればこんな生き方、死に方はしなかったんじゃないかなーと思っていましたし、自分たちはショックを受けていたからと何もせず、全部夫に面倒な処理を押し付けたにもかかわらず、さらに文句を言うので、それを機会にして、私と夫は義実家から距離をとることになりました。
「ダメな子(弟)ほど可愛い」っていうのは、義母と義祖母にとっては正義だったようですが、ふりまわされた次世代(夫と私)にとっては災厄でしかなく「好き勝手やって死ぬなら最後まで自分でちゃんと責任取ってくれ!」と思った次第です。